あらすじ

青森県三沢市。米軍基地の裏通りに、木造二階建ての古びた事務所がある。  看板には『三沢おばけ社』。おばけを派遣する会社だ。  三代目社長・小比類巻櫻子は、二十四歳、おっとり天然、経営センスは絶望的。  社員は、赤字に激怒する江戸の商人、番傘を手放さない古典怪談の名人、  説教好きの元サラリーマン、プリンに目がないスライム、そしてゾンビ犬が一匹。  依頼は、黒電話か、郵便受けに届く手紙で来る。  報酬は、金銭ではない。七秒の沈黙。言えなかった一言。忘れてしまった記憶。  受け取ったとき、櫻子の机の引き出しで、鈴がひとつ鳴る。  これは、誰にも聞こえなかった声を拾いつづけた、  小さな会社の、最初から最後までの記録です。

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カクヨム
カクヨム2026/08/16
  • 現在の作品三沢おばけ社 ~基地の街の、ちいさな派遣会社~