あらすじ
「弟をたぶらかし、死に追いやった悪女め。二度と僕の視界に現れるな!」
没落貴族の令嬢で、魔石細工師として生きるガブリエラ。
彼女には、十五歳の時に捧げた純粋な初恋を、冷徹なマルク公爵に「目障りだ」と無惨に踏み躙られた過去があった。
九年の歳月を経て再会したものの、相変わらず冷酷なマルク。
そんな中、ガブリエラは彼の心優しい弟・ジョゼフと親しくなるが、ある夜、ジョゼフは何者かに呪殺されてしまう。
愛する弟を失い狂乱するマルクから、多くの取り巻きの前で謂れのない断罪と追放宣告を受けるガブリエラ。
しかし彼女は、ジョゼフが最後に遺した『蒼の魔石』に恐るべき呪いが仕組まれていたことに気がつく。
ジョゼフはなぜ、死の直前にこの魔石を自分に託したのか。
呪いの本当の標的は誰だったのか。