あらすじ
異星知的生命体探査(SETI)が「宇宙は静寂に包まれている」と結論づけようとしていた頃、実際には宇宙空間は水分子の超音波と魔法粒子の交信で耳をつんざくほどの喧騒に満ちていた。地球人が探していた電波通信を、他文明は誰も使っていなかったのだ。
生体文明の探査艇が、未踏の太陽系第3惑星(地球)を発見する。そこに広がる数百万種もの未知の生命反応に、下級生体連合の幹部たちは絶狂する。「上位惑星に知られれば奪われる。自分たちだけで手早く制圧し、銀河の覇権を握るのだ」。
下級連合は100隻の生体艦隊を密かに編成。「電波の応答がなく、巨大な洞窟(ビル群)の密度が低い安全な土地」として、オーストラリア大陸への降下を開始する。