あらすじ
1996年5月15日。
不動産会社を経営し、裏社会にも繋がりを持つ28歳の男・ジュキ。
ある夜、山奥で起きた異常な地震を境に、彼の日常は一瞬にして崩れ去る。
目を覚ますと、そこにあったのは――異常なほど赤く染まった空と、廃墟と化した街。
そして街を徘徊していたのは、もはや人間とは呼べない存在だった。
部下も、家族も、あの少年もいない。
なぜ自分はこの世界に来たのか。
ここは一体どこなのか。
そして、この世界で何が起きたのか。
何も分からないまま、ジュキは生き残るために歩き始める。
そんな彼の前に、一人の少女が現れる。
「……あんたも、もしかして――生存者?」
これは、すべてを失った一人の男が、終末世界で生きる物語。