あらすじ

「清掃しかできないB級は、うちには要らない」 十八年勤めた大手クランを、蓬田宗司(四十)はその一言で追い出された。 退職金の代わりに渡されたのは、房の欠けた廃棄モップが一本。 日銭のために始めた初心者ダンジョンの清掃配信。視聴者は七人。 そこへ、いるはずのない九層の主が現れた。 固有技能【完全清掃】が落とせるのは、〈その階層に本来無いもの〉だけである。 だから雑魚は一匹も倒せない。だが、場違いなS級ボスは――異物だ。 「床が汚れる」 ひと振り。コロンと角だけが、床に整然と残った。 その一部始終を、隣で暇つぶし配信をしていた最年少S級・ミコが全世界へ流していた。 「おじさん、今日の汚れは?」 「……ひとつです」 嘘をつく者、素材を横取りする者、実力を捏造する者。 彼らが床へ落としたものは、全部〈異物〉である。 宗司はただ、定時に帰りたいだけなのに。

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小説を読もう2026/08/16
  • 現在の作品クビになったダンジョン清掃員、廃棄モップでS級ボスまで一撃清掃 ~隠していた実力を最強S級少女に毎日生中継される~