あらすじ

嘘をつくと、部屋じゅうから拍手が起きる。 ただし、何でもいいわけではない。嘘であること。事実より少しだけ立派に見えること。聞き手がいるつもりで話すこと。この三つが揃ったときだけ、誰もいないはずの部屋が拍手を返す。 川島修一はその規則を大学ノートに書き留め、会議で使い始めた。案が通る。同僚が週末の予定を聞いてくる。母の沈黙が消える。 やがて隣室の女性が訪ねてきた。登録者八十六人の音声配信者は、修一が口走った「十二万人の配信」を見学したいと言う。 金曜の夜八時。修一は電源の入っていないスマートフォンに向かって話し始める。 ※単話完結の短編です。

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小説を読もう2026/08/16
  • 現在の作品拍手の多い部屋 〜嘘をつくと部屋じゅうが拍手するので、俺は毎晩ひとりで喋っている〜