あらすじ

怪獣はいない。 宇宙人も攻めてこない。 世界征服を企む悪の組織もいない。 そんな、ごく普通の世界で。 ごく普通の会社員である俺は、 山奥で銀色のボールペンのような物を拾った。 そして―― なぜか、45メートルの銀色の巨人になった。 飛べる。 どうやら光線も出せる。 活動時間は、たったの3分。 問題は一つ。 ……何に使うんだ、これ? 怪獣なんていない。 それでも、せっかく手に入れた力だ。 上手く使えば、人を助けられるかもしれない。 そう思った。 思ったんだけど――。 人を助ければ、道路が壊れる。 飛べば、周囲が吹き飛ぶ。 海なら大丈夫だと思ったら、海も大丈夫じゃなかった。 そして翌日。 損保会社に勤める俺のところへ、 見覚えしかない事故の損害資料が回ってくる。 「…………高っ」 これは、世界を救う英雄の物語ではない。 巨大な力を偶然手に入れてしまった普通の男が、 「俺なら、何ができる?」 と考え続ける物語。 怪獣のいない世界で。 今日もどこかに―― 『へぁぁぁぁ!』 が響く。

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カクヨム
カクヨム2026/08/16
  • 現在の作品怪獣のいない世界 ~偶然アレに変身できたけど、一切使い道がない件~