あらすじ
泥棒猫、悪女、成り上がりの毒花。
建国祭の夜会で王太子に婚約破棄を「言わせた」男爵令嬢ミレーヌは、社交界の全ての悪名を一手に引き受けて、明日、港町へ発つ。
縁談は消えた。招待状も来ない。構わない。元々、要らなかったものばかり請求された。良心的な取り立てだ。
ただ一つ、帳簿に残ったままの貸し借りがある。
十二年前の雨の日から、ずっと。
これは、悪女と呼ばれた令嬢の、たった一件の取り立ての話。
※独立した三部作の三作目です。本作だけでも完結しますが、一作目【断罪された側】からの読了がおすすめです。