あらすじ

戦国の世、雑賀の浜で孤児として石を投げていた少年・凪は、鉄砲の名手であった志摩に拾われ、その才を見出され鉄砲を教えられる。 だが訓練の模擬戦で、幾重もの障害物を貫いた凪の弾が、誤って師の命を奪ってしまう。 「この筒は、人を殺める道具じゃない」 死の間際、志摩が遺したその言葉を胸に、凪は不殺の誓いを立てる。 腕は雑賀衆随一でありながら、決して人の命を奪わない狙撃手―― やがて彼は「不知火」と呼ばれるようになる。 本願寺方として織田軍と戦う日々の中、凪はかけがえのない仲間たちと出会い、絆を深めていく。 だが浅井・朝倉の滅亡、そして本願寺の降伏によって、雑賀衆はやがて二つに割れる。 織田に与し生き残りを図る者たちと、最後まで意地を貫こうとする者たち―― かつての戦友同士が、銃口を向け合う時が訪れる。 殺さぬ誓いを胸に、凪が最後に選んだ答えとは――。

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カクヨム
カクヨム2026/08/16
  • 現在の作品不知火の筒 —殺さぬ狙撃手が、最期に選んだ答え—