あらすじ

2050年。VRMMOの登場により、大きく変化したゲーム業界に革命的な1本のゲームが登場する。 「ソウル・エンフォーサー」――それは、従来のVRMMOと同様、仮想空間へ意識を飛ばし、ゲーム世界を縦横無尽に駆け巡るゲームシステムと、現実世界で爆発的な人気を博しているTCG(トレーディングガードゲーム)の完全なる融合。カードの世界は、ついに仮想世界へと移る事となり、プレイヤー達は自らの魂の分身たるカードデッキから実体化する召喚獣や召喚士などを駆使して自らもカードの世界の線上に降り立ち、ゲームを勝利に導く! 「ソウル・エンフォーサー」は、瞬く間に発売から1年で世界的な大ヒットコンテンツへと成長拡大し、圧倒的な人気を経て、世界大会も開かれた。  初代チャンピオンは、日本に住む1人のプレイヤー……星野司。超凄腕のゲーマーだったが、現実世界では体の弱い少年。学校にもほとんど行けた事がない彼のたった1人の唯一の親友、それが荒城連。  連は、重い病気を患う司と遊ぶためにVRMMOを持ってきた親友で、昔からの幼馴染でもあった。一緒に様々なVRのゲームをやっていく中で最後に辿り着いたのが「ソウル・エンフォーサー」だった。  司は、すぐにこのゲームにのめり込み、リリース1年目の初代世界チャンピオンにまでのし上がる。その親友の栄光に同じく胸を躍らせていた蓮。  しかし、世界大会の帰りに司が、謎の黒服の男にゲームを申し込まれている姿を発見する。  彼らとのゲームに負けてしまった司は、魂を抜き取られてしまい、ゲームの世界から戻って来れない昏睡状態となってしまう。蓮が駆けつけた時には既に遅く、司は最後の力を振り絞って、連に自らのデッキを託して散った。 「これからも……俺の分までこのゲームで遊んでいて欲しい。いつか、絶対に戻って来るから……」  その言葉を最期に親友は、仮想世界から姿を消し、現実世界では二度と起きる事なく、昏睡状態となった。  親友を奪った黒服の男を突き止めるため。その男に復讐して、親友を救い出すため……蓮は、司の残したデッキを手に取り、敵討ちのためにゲーム世界を彷徨うダークヒーローとなる。  ――数か月後「ソウル・エンフォーサー」の開発者であり、天才高校生ゲームクリエイターの神代零は、自身が設立した株式会社ゴッド・ジェネレーションズ・ワークスには秘密にしている個人アカウントでゲームにログイン。ゲーム世界の様子を仮想ビルの上空から見渡し、優越に浸っていた。  すると、そこに1人の男が現れ……。 「このゲームは、確かに凄い。だが……呪われている」  開発者としてのプライドを傷つけられた零は、早速この謎の男にゲームを申し込むも、自身の持つゲーム内最強のデッキ。「レジェンド・ビースト」の力で圧倒する。しかし、次のターンに男が召喚した1体の召喚獣に零は驚愕する。 「そっ、それは……初代チャンピオン……TUKASAが使用した最強の切札カード!? 不死蝶竜フェニックス・ドラグーン!?」 「そうだ。俺の持つデッキは、初代チャンピオン……アイツの使っていたデッキ。お前は、自分こそがソウル・エンフォーサーで一番強いと言っていたが、その言葉……俺達の前で今日、取り消してもらう!」  ゲームの先に零は、やがてこの仮想空間に潜む真の巨大な悪との戦いに巻き込まれていく。そして、ゲームの世界に蔓延るプレイヤー達は、やがて自らの戦いの運命に導かれるように集まっていく。  これは、たった1本のゲームの世界で起きた近未来の神話である。VRMMO×DCGの究極のゲーム「ソウル・エンフォーサー」を舞台に少年少女達の戦いの物語が幕を開ける。

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カクヨム2026/08/16
  • 現在の作品ガンショットリベリオン