あらすじ
恋愛経験、ゼロ。
彼氏いない歴、年齢と同じ。
そんな花子の職業は、生花店の店員。
密かに想いを寄せていた男性が店を訪れた日も、花子はいつものように笑顔で花束を包んでいた。
ところが――
「メッセージカードに、“〇〇ちゃんへ 愛を込めて”って書いてください」
その瞬間、花子の初恋は静かに散った。
失意の帰り道、信号無視のトラックに撥ねられた花子が目を覚ますと、そこは天国の入口。
しかし女神は告げる。
「あなたはここへ来るには、まだ早いわ」
そして花子に与えられた仕事は――
恋のキューピット。
「……私、恋愛経験ゼロなんですけど!?」
「だから、あなたにやってもらうのよ」
こうして始まった、花子の天界研修生活。
恋愛漫画の知識だけを頼りに、風を吹かせすぎ、雨を降らせすぎ、相合い傘を狙って休校にしてしまうなど、初仕事から失敗続き。
それでも、女神や先輩キューピットに教えられながら、花子は少しずつ「恋」というものを学んでいく。
恋は、テクニックだけでは動かない。
相手を知ること。
相手の気持ちを考えること。
そして――最後の一歩を踏み出すのは、本人自身。
たくさんの恋を応援するうちに、花子自身も少しずつ変わっていく。
果たして花子は、一人前のキューピットになれるのか?
そして――
花子自身の恋は、どうなるのか?
笑って、ちょっぴり泣けて、最後には心が温かくなる。
これは、恋愛経験ゼロの花子が、恋のプロを目指して奔走する、天界発・ドタバタ恋愛コメディ。