あらすじ
魔王が統治する魔族のための楽園、魔界。
そこで暮らす魔族の一種「あやかし」として生まれたテンは、自由奔放な両親の代わりに
弟たちを守り、育ててきた。
……だが、魔王城で仕事を任されるくらい成長しても、彼らは一向に独り立ちする様子を見せない。テンもテンで、そんな彼らを見放すことができなかった。
傾国の美男美女(長女を除く)と噂され、引く手数多。
魔王城に「百花繚乱の園」という別名をつけるほどの実力者である彼らが、何故?
ある出来事をきっかけに、テンはその理由よりも、重要なことに気付く。
「私はもう、この子達に必要ないのでは?」
独り立ちしようがしまいが関係なく、成長した彼らに保護者はいらない!
テンは元々興味があった人間界へと、旅に出る。
一方魔界では、傾国の美男美女たちが揃ってシスコンを発揮していた────
「よし、
強い決意を胸に家出したテンだが、彼女は知らない。
兄妹たちがどうしようもないシスコンだったことを────