あらすじ
本能寺の変から始まる戦国乱世。
令和の時代を生きていた三十八歳の歴史ルポライターは、取材中の事故で命を落とした。
そして目を覚ますと、そこは戦国時代。
自分は二歳の幼児になっていた。
しかも、その正体は織田信長の孫、三法師。
「……俺、三法師なの?」
歴史を知る彼には、この先の未来も分かっていた。
清洲会議。
賤ヶ岳。
小牧・長久手。
豊臣秀吉の天下統一。
そして関ヶ原。
その歴史の中で三法師は、やがて羽柴秀信と名を変え、西軍につき、敗北。
最後には二十五歳で命を落とす。
「冗談じゃない。そんな未来、絶対に嫌だ!」
しかし問題が一つ。
三法師は、まだ二歳。
自分では何もできない。
ならば、人に頼ればいい。
これは、自分自身の歴史を作り直す物語である。