あらすじ
神から光魔法を授かった青年・ジョシュアは、次期領主である主人ノアに仕える従者。
ところがある日、自堕落で仕事嫌いだったはずのノアが、まるで別人のように有能になった。領地の問題を次々と言い当て、さらにはジョシュア自身も知らない未来まで知っている。
不審に思うジョシュアに、ノアはあっさりと告げた。
「僕はこの物語を何度も繰り返しているんだ」
ノアによれば、このまま未来が進めば二人は死ぬ。そして彼は、二人とも生き残る未来を探すため、同じ人生を何度もやり直しているという。
半信半疑のままノアと行動を共にするジョシュアだったが、やがて神からの祝福と信じてきた自身の光魔法、国王、そしてこの国そのものに隠された真実へと近づいていく。
決められた未来は変えられない――そう思って生きてきたジョシュア。
何度絶望しても、それでも「生きたい」と未来を求め続けるノア。
主人と従者だった二人は、互いの存在によって少しずつその生き方を変えていく。
これは、神に与えられた運命ではなく、自分自身の意思で未来と愛する人を選ぶ物語。