あらすじ
史上最年少で竜官に着任したアシルは、強い力を持つ白竜ミルバートンと契約を結び、大規模な盗賊団を一人に壊滅させる。そのアジトで出会った竜使いナフチルを部下に加える。しかし、順調に思えたアシルの出世は一変する。
ナフチルにスパイ容疑がかけられ、手引きを疑われたアシルは二等兵へと降格処分を受けてしまう。しかし、持ち前の優秀さと良き理解者であるスピロ大佐の力によって着実に地位を取り戻していく。途中、アシルの昇進の邪魔をするゼファー大佐を二人で暗殺する。やがて元部下たちの協力で冤罪の証拠が揃い、自分を陥れたオリバー参謀官の罪を暴いて無事に竜官へと返り咲いた。
だが、真の黒幕はいろいろなことで頼っていたスピロだった。敵国のスパイであるスピロは、竜をも斬る「赤い剣」でミルバートンを容赦なく斬り倒し、禍々しい黒竜を召喚する。絶望の淵に立たされたアシルは、古代の召喚陣を起動し、自らの血を代償にしてミルバートンを再召喚することに成功する。
ナフチルとともに激闘を繰り広げ、黒竜の目を潰して追い詰めるアシルたち。だが、暴れる黒竜の猛攻によりナフチルは大怪我で意識を失い、迫る黒竜の尻尾にアシルは死を覚悟する。その瞬間、アシルを突き飛ばして庇ったのはスピロだった。アシルはスピロから奪い取った赤い剣で黒竜の首を切り落とし、死闘を終わらせる。
なぜ自分を庇ったのかと問うアシルに、スピロはただ「君と友達になりたかった」と本音を伝える。「もう友達だろう」と静かに答え、アシルは自らの手で彼にとどめを刺した。
戦いが終わり、生前に二人で訪れることのなかったカフェテラス。アシルは遺品となったスピロの伊達眼鏡を机に置き、深い寂しさと戻らない思い出に静かに浸るのだった。
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