あらすじ
魔族を葬る組織〝葬儀屋〟の執行官・結城悠は、処刑を待つ獣人たちの檻を開けた。
罰を下したのは、師の刃だった。悠の首は落ちた。
――目を覚ますと、知らない天井と、知らない女がいた。
「魔王軍最高幹部……ぁ、元ですけど……ラプラス・プラネテスと申します」
敵だったはずの〝魔女〟は、世界最強で、そして大人とまともに話せないポンコツだった。
滅びかけた魔族領。暴れ回る元幹部たち。尽きた食糧。
彼女が差し出したのは、復讐でも赦しでもなく、ただの共犯の手だった。
殺すことしかしてこなかった男が、今度は生かすために走る。
これは、一度死んだ人間と、負けた魔族たちのセカンドライフ。