あらすじ
世間は私を「親ガチャの当たり枠」だと言う。
けれど、世間は真相を知らない。
おしとやかで、些細なことにも目を向けて、助けてくれる。そんな、誰もが憧れる表があるが、お酒を飲むと、人格が正反対に変わったかのように変貌する。アル中の看護師の母親。
県内で一番の高校に通い、心理学を中心とした医学を大学で学んだ過去の栄光に縋り、主観でしかものを語れず、考えを強いる。キャバクラ通いの働いているかすら分からない。そんな、かつては尊敬していた父親。
家の中に居場所なんてなかった。
16年間耐え続けた私は、ついに限界を迎え、取り返しのつかないことをやらかしてしまった。
現実世界のお咎めから逃げるべく、インターネットで購入した「飲めば桃源郷で生きられる。」といういかにも怪しげな薬。
それを飲んだ私は、本当に、異世界転生してしまった。
――目が覚めると私は、公爵家の娘だった。
ピカレスク・ファンタジー(※R15、残酷描写あり)