あらすじ
四十五歳の誕生日、専業主婦の佐伯真希は、夫・修一から突然「夫婦を卒業したい」と告げられる。二十年間の献身を否定された真希は家を飛び出し、偶然出会った若きIT社長・レンの荒れた暮らしを立て直す。その経験と主婦として培った力を生かし、「名前のない家事」に正当な価値を与える家事支援事業を立ち上げた真希。仕事の挫折や娘との葛藤、夫との離婚、レンへの淡い思いに向き合いながら、誰かの妻や母ではない、一人の女性として人生を選び直していく。人生の午後から始まる、再生と自立、そして別れの先にある希望を描いた物語。