あらすじ
指定構造物
地下迷宮。国家によって管理されており、役人が常駐している。魔法の効果が全域に及んでいる。独自の生態系がある。その生態系にも魔法の効果が影響している。地下一層は
*初層*と呼ばれる。最深部が何層になるかは不明。ここを探索する人々は冒険者と呼ばれる。冒険者は探索で得られた物品を売却して生活している。冒険者になるには、国が発行する許可証の取得が必要である。本作の登場人物が糧を得る場所である。
碧
ベテラン冒険者。背が高い。無理や強引をしない。以前から、ひとりにも関わらず、軽々と指定構造物から出入りしている典を気にかけていた。その秘密を尋ねるところから話が始まる。典に誘われるまま彼女の家に行き、迷宮を探索するのに効果のある茸や草を、夜明け間近の山中で採取し、摂取して迷宮に向かう。
典
得体の知れない冒険者。茸や草を利用して探索に役立てている。迷宮内では虫や石を採集する。虫や石に残存する魔法効果を利用して痛み止めを作り、それを売って生計を立てている。常にひとりで行動する。が、碧に声をかけられれば、積極的に行動を共にする。いままでひとりでいたのは、そういう機会がなかったから、と思っている。