あらすじ
ITエンジニアの相沢 雅紀が目を覚ますと、そこは見知らぬマンションの一室だった。
窓の外に広がるのは、平原、川、洞穴、そして簡易墓地。町も道路もないのに、マンションでは電気・ガス・水道がなぜか使える。
そこには相沢と同じように、理由も分からぬまま集められた住人たちが暮らしていた。
一階には、決して開かない管理人室。動いていない巨大な発電機。そして夜になると、平原には『人型の“何か”』が徘徊する。
やがて住人の一人が死亡する。
翌朝、死亡した人の部屋には昨日まで存在しなかった、死者の職業に関係する品が置かれていた。
住人が死ねば物が残り、空室にはやがて新たな住人が現れる。
誰が彼らをここへ連れてきたのか。
このマンションは何のために存在するのか。
相沢は異常な世界の法則を探り始める。