あらすじ
リリア・エルフォード公爵令嬢は、恐ろしく騙されやすい。
少なくとも、アメリア・クライン男爵令嬢はそう信じていた。
病気の母のためと言えば大金を差し出し、頼めば王宮への通行許可証まで用意してくれる。何をしても疑わず、婚約者である王太子を奪われても、ただにこにこと笑っている。
――なんて、愚かな女。
そう笑いながら、アメリアはリリアを利用し続ける。
金も、許可証も、馬車も、王太子さえも。
すべて思いどおりに手に入れたはずだった。
けれどアメリアは知らなかった。
自分が笑うたび、もう一人の令嬢もまた、にこにこと笑っていたことを。
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前作の別視点です
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