あらすじ

妖精は、人の作った家には住みつかない。 ――そのはずだった。 十六歳のノアは、家や家具だけでなく、そこで暮らした人々の毎日まで小さな世界に残す《縮景細工師》を目指している。 ある夜、完成させられずにいた自作の箱庭を覗くと、そこには手のひらほどの妖精が座っていた。 椅子に座り、カップを抱え、窓辺で眠る妖精。 そんな妖精の存在に真っ先に気づいたのは、同じ学園に通う侯爵令嬢フィオナだった。 「そこ、つれてって!」 妖精が大好きで、妖精の人形を集め、その暮らしを想像するのが何より好きなフィオナ。 「妖精たちがお茶してるところ、見てみたい!」 「……それなら、作れるかもしれません」 フィオナが夢見る。 ノアが箱庭にする。 そして、本物の妖精がそこで暮らし始める。 好きなものを「好き」と言うことが苦手な少年と、好きなものを全力で愛する令嬢。 小さな箱庭から始まる、ものづくりと妖精と、ゆっくり育つ恋の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/08/16
  • 現在の作品ノアの箱庭 ~妖精好きの侯爵令嬢と、小さな世界を作っています~