あらすじ
「わたくし、王様になります!」
生まれつき身体に収まりきらないほどの魔力を持ち、長年寝たきりだった末王女フェリシータ。
役立たずと見捨てられた彼女を救ったのは、一人のヤギ獣人執事だった。
「では執事さん、いつものをお願いします」
「かしこまりました、王女殿下」
病の原因である余剰魔力を、執事のゼルヴァートがもしゃもしゃ食べる。
たったそれだけで王女は健康を取り戻し──あろうことか、膨大な魔力を操る規格外の魔術師が爆誕してしまった。
時を同じくして、次代の王を決める《王位継承戦》が開幕。
《四強》がそれぞれ大規模な陣営を率いる中、フェリシータ陣営はわずか四人。政治経験なし。支持率は0.0%。
それでも、彼女は玉座を目指す。生き残るために。そして──自分の未来を勝ち取るために。
これは、王を目指す少女が、執事とともに、国中から王に望まれるまでの物語。