あらすじ
戦地で背中に痛みを感じた次の瞬間、ジェイクは故郷の青空の下にいた。
子供たちの笑い声。見慣れた家々。
そして、通りの向こうには愛する妻エマと暮らす家。
夢でもいい。ひと目、エマに会いたい。
夢中で家へ駆け戻ったジェイクは、玄関先で二人の制服姿の兵士と出会う。
その頃エマは、もうすぐ始まる夫とのビデオ通話のために、ジェイクの好きなワンピースに着替え、少し濃い口紅を引いていた。
やがて鳴る、玄関のベル。
同じ場所、同じ時間。
けれど、互いの声も手も、もう届かない。
ジェイク。
エマ。
そして、ふたりを見つめるもうひとつの視点。
ある晴れた日、ひとつの戦死通告が届くまでを描く、三つの視点の物語。