あらすじ
海へと続く森の獣道。東堂家に全てを奪われ、騙され、無理矢理婚礼を結ばされそうになった少女・真那(まな)は、絶望して婚礼の席を逃げ出し──死を求めて夜の森を駆け抜けていた。
しかし彼女が辿り着いた先で見つけたのは、瀕死の状態で倒れていた美貌の軍人・蒼波千尋(あおばちひろ)だった。
千尋は死の淵でも生を諦めていなかった。
「弟との約束が叶うまで、死ねるものか」
死の淵でなお抗い続ける千尋の姿に、真那は人魚の稀人(まれびと)の《力》を使う決意をする。それは人魚の稀人だけが持つ、強力な治癒の力だった。
死を望んでいた少女真那と、死に抗い続ける軍人千尋。
そんな二人が手を取り合い、ふたつの命と運命が交差する。
🫧大正浪漫×人魚姫物語です🫧
医療や時代背景については調べていますが、あくまで物語はフィクションです。
ご理解をお願いします。