あらすじ
竜と契約する世界、エーテルメア。
公爵家ヴァルディスの長男カエルは、十六歳の「契約の儀」で一族の宿命である嵐竜の卵ではなく、灰色にひび割れた化石の卵を引き当ててしまう。
「貴様はヴァルディスの名を汚した」
実の父に勘当され、天空都市から地上へ叩き落とされたカエル。
だが、彼には秘密があった。
前世で六年間やり込んだVRMMO『エーテリア・オンライン』の記憶。そして、あの化石の卵の正体を、彼は知っていた。
――それは、ゲームの最終ボス「世界蛇ヨルムンガンド」の卵。
七つの「原初のエッセンス」を集めれば、最強の相棒として目覚める。
一方、追放を仕組んだ従姉セラは、微笑みながら呟く。
「さあ、ゲームの始まりよ、カエル」
これは、捨てられた長男がゲーム知識ひとつで七つの迷宮を踏破し、やがて天空を支配する竜公爵家にざまぁする物語。