あらすじ

中学二年生の少女・結衣は、ある日、教室で妙な違和感に気づく。 クラスメイトの美咲が、休み時間になると決まって同じ言葉を口にするのだ。 「ねえ、結衣。うしろに誰かいる?」 もちろん、振り返っても誰もいない。 最初は冗談だと思っていた。 ところが、その日の帰り道。 結衣は背後から、自分の名前を呼ばれる。 「ゆい」 振り返る。 誰もいない。 もう一度。 「ゆい」 今度は、すぐ耳元だった。 そして翌朝。 教室の黒板に、誰が書いたのか分からない文字が残されていた。 『うしろの正面、だあれだ?』 その日から、クラスの中で少しずつおかしなことが起こり始める。 写真に写っていないはずの生徒。 存在するはずなのに、誰も名前を覚えていない席。 昨日まで四人だったグループが、いつの間にか五人になっていること。 そして結衣は気づいてしまう。 「後ろにいるもの」は、突然現れるのではない。 ずっと前から、そこにいる。 ただ、誰も気づいていなかっただけなのだ。 やがて結衣たちは、学校に伝わる古い遊び――「かごめかごめ」に隠された、本当の意味を知ることになる。 最後に振り返った者は、 いったい何を見るのか。 そして―― 「うしろの正面」にいるのは、誰なのか。

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小説を読もう2026/08/15
  • 現在の作品うしろの正面、だあれだ?