あらすじ
ある朝目を覚ますと、修也は人ならざる「ナニカ」になっていた。
不定形の身体。何本もの触手。二つだけ残った目。
おまけに声を出しても「きゅう」としか鳴けない。
どう見ても怪物である。
ところが恋人の梓は、そんな修也にもたれて昼寝をし、一緒にプリンを食べ、当たり前のように次の旅行の予定を立てる。
「今度は、紅葉が綺麗な時に旅行に行こうよ」
……いや。
俺、この姿でどうやって行くんだよ。
怪物になった修也と、何も変わらない梓。
二人は今日も、以前と変わらない日常を過ごしている。
──本当に、何も変わっていないのか。