あらすじ

「ありがとう。助かったよー」 にっこりと笑いながら車の中でピーナッツは言った。 「別にいいですよ。たまたまですから。それに困ったときはお互いに助け合うのが『旅人』ですからね」 アーモンドは小さく笑ってそう言った。(それからアーモンドは水滴のついている透明なカップに半分くらい入っている飲みかけのアイスコーヒーをストローで美味しそうに飲んだ) 小さな赤い車の外に広がっている風景は一面の黄緑色の草原だった。どこまでもどこまでも続いている見渡す限りの大草原。その中にある一本の道の上を小さな赤い車は走っている。 走っている車は小さな赤い車だけで、ほかに走っている車は世界のどこにも見えなかった。 時間は夕方。大きな真っ赤な色をした太陽が沈みかけていて、世界の全部をほんのりと橙色に染めている。 風はとても気持ちよくて、その風を感じるために車の窓は開けていた。

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小説を読もう2026/08/15
  • 現在の作品ピーナッツとアーモンド。