あらすじ
『攻略対象じゃないはずの俺、実は乙女ゲーム最難関の隠しキャラでした』
前世で双子の姉・ツキと共に命を落とした俺は、乙女ゲームの世界へ転生した。
しかも転生先は、ベルスナー公爵家の嫡男――ユウ・ベルスナー。
前世で遊んでいたゲームにも登場していた人物だ。
公爵家の次期当主。
魔法も剣も優秀。
容姿も整ったイケメン。
けれど、攻略対象一覧に俺の名前はない。
だから俺は思っていた。
「俺は攻略対象じゃない。恋愛なんて関係ないな」
ただ、双子の姉・ツキと仲良く過ごし、平穏に生きたい。
そして3歳になったある日、前世で大好きだったキャラクターと出会う。
乙女ゲームで破滅する運命を背負った――悪役令嬢。
しかも彼女は、俺の妹だった。
「……可愛い」
推しとの初対面。
俺はその瞬間から妹を溺愛し、彼女を破滅の運命から守ることを決意する。
しかし、俺は知らなかった。
前世のゲームには隠されたルートが存在していたことを。
そして――。
俺自身が、ゲーム内で最も攻略が難しい「隠し攻略キャラ」だったことを。
さらに俺の過去には、プレイヤーたちから「闇の支配者」「裏の黒幕」と呼ばれる謎の存在が関わっている。
恋愛なんてするつもりはない。
妹を守る。
姉と一緒に生きる。
ただそれだけだったはずなのに――。
俺が転生したことで、乙女ゲームのシナリオは少しずつ、本来とは違う物語へ変わっていく。