あらすじ
雪山で遭難した私を助けてくれたのは――まさかのドラゴンだった。
吹雪の山中で仲間とはぐれ、絶体絶命の状況に陥ったユキの前に現れたのは、巨大な銀色のドラゴン・レオン。
しかも彼は、人間の姿に変身できるらしい。
「お前を、私のものにしたい」
「……それ、プロポーズ?」
「そうなのか?」
どうやらレオンは、人間の恋愛を知らないらしい。
帰してほしいユキと、なぜか彼女を自分の巣に住まわせたいレオン。
料理をすれば火力が強すぎて台所を壊し、嫉妬すれば雪山ごと凍らせかねない。
そんな規格外のドラゴンとの共同生活は、毎日が騒動の連続。
なのに――
「お前が笑っていると、私は嬉しい」
無邪気なその言葉に、少しずつ心を奪われていくユキ。
人間とドラゴン。
絶対に交わるはずのなかった二人の恋は、雪山の奥で静かに始まっていく。
……ただし。
ドラゴンの「好き」は、人間が思っているよりずっと重い。
これは、遭難から始まる――ちょっと危険で、とびきり甘い異種族ラブコメディ。