あらすじ
交通事故で命を落とした青年は、神によって剣と魔法の異世界へ転生することになった。
そこで与えられた転生特典は、好きなものを一つだけ「無限化」できるという、破格の能力。
魔力、身体能力、寿命、幸運――。
どれを選んでも最強になれるはずの中で、青年が選んだのは「反射」だった。
一見すると、攻撃を跳ね返すだけの地味な能力。
だが、実際に使ってみて青年は気づく。
この力は、反射そのものを無限にする。
一度始まった反射は、終わらない。
剣も、炎も、魔法も、衝撃も。
何かに当たって反射する限り、永遠に跳ね返り続ける。
そして青年は、やがて知ることになる。
自分が無限化したのは、単なる「跳ね返す力」ではない。
この世界に存在する「反射」という現象そのものだった。
光も、音も、熱も、毒も。
さらには、魔法や特殊能力――そして、この世界の「効果」そのものさえも。
もし、それすら反射できるのなら。
この力は、ただの防御能力ではない。
世界の理そのものを、相手へ返す力になる。
「俺、反射を無限にできるだけなんだけど……」
これは、最強になれる転生特典の中から、あえて「反射」を選んだ青年が、誰も知らない能力の本当の可能性に気づきながら、異世界の運命へ巻き込まれていく物語。
無限に跳ね返るのは、攻撃だけではない。
やがて彼は、世界そのものを「反射」することになる。