あらすじ
世界中にダンジョンが現れて7年。
17歳の六夏(りっか)は、生活のためにダンジョンに潜り続けていた。
両親はおらず、唯一の肉親である姉はブラック企業で心を病みかけている。
「少しでも生活を楽にしなきゃ……!」
そう意気込むも、六花が持つのは【隠密スキル】のみ。パーティーには誘ってもらえず、大型の魔物を狩ることもできない。
ひたすら魔物から逃げ隠れし、換金用の魔石をコツコツ拾うしかなかった。
そんなある時、六夏はトラップに引っかかり、魔物の巣へと飛ばされてしまう。
死を覚悟した六夏だったが、そんな彼女を救ったのは、一人のオジサンであった。
「異世界から戻ってきた元勇者だ」
そう語る彼が身につけたネックレスに、六夏は見覚えがあった。
「――もしかして、7年前に行方不明になった湊(みなと)君!? なんでそんなオジサンになってんの!?」
すっかりオジサンになった幼馴染に愕然とするも、異世界帰りの彼の強さは圧倒的で、ダンジョン内の魔物など相手にならなかった。
それを目の当たりにした六夏は、多少の年の差(21歳)には目をつぶり、彼と行動をともにするようになるのだが……。