あらすじ
あのひとは、無口で、冷たそうに見えるけれど
本当は、とても静かに、人を思うひとでした
はじめて名前を呼ばれた日
朝、味噌汁をおいしいと食べてくれた日
何も言わずに、そっと手を取ってくれた日
政略のお見合いから始まった結婚だったけれど、
あのひとの隣にいると、心がふわりと、あたたかくなるのです
「あなたの声に、やさしさを感じました」
「あなたの手に、ふれていたくなりました」
これは――
夫婦から始まった、恋の物語
そして、わたしがこの人を愛していくまでの、小さな奇跡の記録です
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🌸あらすじ🌸
大正後期〜昭和初期。
お見合い結婚で結ばれた大日本帝國海軍の中佐、[[rb:有村透 > ありむらとおる]]と森山大佐の一人娘の[[rb:森山花 > もりやまはな]]。
最初は形式だけの夫婦関係だったが、朝の味噌汁やふとした手のぬくもりに、少しずつ心が通い始める。
透の不器用な優しさに気づく花と、花の純粋な笑顔に変わっていく透。
ぎこちなさやすれ違いもあるけれど、ふたりの愛は静かに深まっていく。
――夫を懸命に支える優しい愛妻と、そんな妻を愛する天才軍人の甘酸っぱい結婚生活。