あらすじ

多数の島々から成るデーネ国。その国には美しい髪を称えられる少女がいた。 少女の名はビルギッタ。美男美女の多い王家出身の姫であった。 ビルギッタには許婚がいた。 相手は、父が主催した馬上槍試合で優勝し、彼女の夫の座を勝ち取った騎士のエスキル。 半年後に二人は結婚式を挙げる予定であった。しかし……、 「見つけたよ。俺さまの妻になるべき人よ」 馬上槍試合でビルギッタを娶ることができなかったことに不満を抱いていた、ノルマニア国のウルリク王がデーネ国を急襲。ビルギッタとその侍女たちをさらい、自分の国へと連れていってしまった。 ノルマニア国に連れてこられたビルギッタには過酷な仕打ちが待っていた。 ウルリク王からの求婚を拒んだため、彼女は王母のアンドレアの侍女にさせられ、今までは侍女たちにまかせていた仕事をやらされる羽目になってしまったのだ。 しかも、アンドレアは実の息子であるウルリク王の求婚を拒絶したことに腹を立て、事あるごとにビルギッタをいびりちらした。 その仕打ちにビルギッタに精神はボロボロになり、彼女は自身が持つ「鳥と対話する能力」で鳥たちに愚痴ろうとするも、それさえもアンドレアに嘲笑され、いびりの対象にされてしまう。 だが、身も心も痛めつけられようともビルギッタはウルリク王との求婚を拒み続けた。 それを受けて、アンドレアは次なる手段に打って出た。 「塔に隔離されている少年の世話をしなさい」 ビルギッタは言われた通りに、監獄として使用されている塔に隔離されている少年のいる部屋へと向かった。すると、 「こんにちは。君が新しいボクの世話役?」 そこで彼女は、窓枠に腰かけて鳥たちと対話しようとしている、小柄で愛らしい少年アルフと運命的な出会いを果たすのであった。 これは、自分の国が予期せぬ襲撃に見舞われて囚われの身となったお姫さまが、自身と同じく不遇な立場に置かれた子犬系王子と出会い、親しくなり、そして愛を育んでいく物語である。

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カクヨム
カクヨム2026/08/15
  • 現在の作品ヴァイキングにさらわれた姫さま、さらわれた先で子犬系男子と運命的な出会いを果たし、溺愛される