あらすじ
異世界に召喚された三井健に与えられたのは、『愛情』と『属性変化』という二つのスキル。
どちらもこの世界のテイマーなら誰でも持っている、ありふれた能力だった。
「ハズレだな」
その一言で、健は国の代表候補から外される。
与えられたのは、辺境のボロボロなファームと、召喚できたモンスターは最弱ランクのフォックスのみ。
――だが、召喚の光が弾けたその先にいたのは。
「ご主人様!」
狐の耳と尻尾を持つ、小さな女の子だった。
この世界の誰も知らない、モンスターが人型になるという現象。
もみじと名乗ったその子と、健の静かな暮らしが始まる。
広場に教室を作ったり、授業をしたり、たまに絡んでくる面倒な相手を撃退して。
そして健は、前の世界でやり残したことを思い出す。
――この世界に、学校をつくろう。
国に見放された元教師と、最弱ランクの狐娘。
二人だけで始めた辺境の暮らしは、いつの間にか賑やかになっていく。