あらすじ
『お前は十分働いた。これからは俺と楽しく生きてくれ』
マグノリエルは激務の部署でこき使われている社畜ーーもとい筆頭聖女
12歳の頃から10年以上、勤勉に働いてきた。
しかし、マグノリエルがいくら訴えても職場環境は一向に良くならない。
「お前は人の尻拭いばっかりだ。お前はよく頑張ってる」
褒めてくれるのは神獣のレノシュだけ。
貴族院会議に招聘されたマグノリエルを待っていたのは、第一王子からの国外追放宣言だった。
王子はマグノリエルを『無能なのに不当に報酬をもらっている』と糾弾し、引継ぎの申し出をも突っぱねて即刻国外退去を命じる。
マグノリエルは久しぶりの定時退勤に心を躍らせながら、レノシュと共にバカンスへと旅立つ。
それからーー
残された後輩聖女はマグノリエル不在の影響で、大きなミスをしてしまう。先輩聖女と共に火消しに奔走するものの、ミスが連鎖して新たな問題が次々とグランツニカ王国を襲う。
関係者の奔走も空しく状況はどんどん悪化していき、ついには王国に滅亡の危機が訪れる。
マグノリエルなんていなくても大丈夫ーーーそのはずだった