あらすじ
建国祭の夜会の、三日前のこと。
伯爵令嬢ソレンヌは、王宮の温室で聞いてしまった。
「違います、殿下。そこは笑って言うのです。あなたが悪辣であるほど、あの方は自由になれる」
男爵令嬢ミレーヌが、王太子に台本を読ませていた。三日後の夜会で、親友アデールへ突きつけられる婚約破棄の台本を。
告げれば、親友は十年の檻に戻る。黙れば、親友は三日後の夜、三百人の前で砕かれる。
ソレンヌに残された時間は、三日だった。
※独立した三部作の二作目です。本作だけで完結しますが、一作目【断罪された側】からの読了がおすすめです。