あらすじ

誠に申し訳ないが、私は天災が好きで堪らない。 火山噴火、地震、津波、洪水、大雨、竜巻。 それらが訪れると、退屈な日常は崩れ、夢と現の境界が消える。 厚い暗雲。雷轟。人魂。魑魅魍魎。 そして、誰も彼もが否応なく死を意識する「祀り」の世界。 普段は私だけが囚われている世界へ、ようやく皆がやって来る。 私はそれを眺め、嘲笑し、歓迎していた。 ――その「祀り」が、本当に私の足元へやって来るまでは。 他人にも自分の世界を味わわせたい。だが、自分だけは祀られたくない。 災害によって露わになる、一人の人間の悪意と矛盾を描く幻想短編。

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カクヨム
カクヨム2026/08/15
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