あらすじ
まずは私、アブサン・ペルノがこうして皆々様の前で告白いたしますのは決して減刑を望んでの発言ではないことを先に主張しておきます。私はお嬢様の両親を殺した罪による刑罰に納得しており、むしろ拷問さえなくただ単純に死刑となるなど甚だ甘い処分だとすら思っております。
皆々様が死刑囚である私の話をこうして裁判官、貴族院書記長様までそろえて証言を許してくださっているのは、お嬢様、ないし弟様、旦那様が所持しているはずの家宝が見つからぬからであると理解しております。まさしく私はその家宝の在処を知っているのでございます。そのため是非一言一句聞き逃さず、この場でご清聴いただきたく思っております。