あらすじ
異世界転移した直人が落とされたのは、人間など生きていけない魔界だった。
しかも――全裸で。
唯一与えられた能力は《絶対防御》。
炎も、爪も、魔法も効かない。
魔界の怪物に襲われても、本人だけは無傷。
ただし、この能力には致命的な問題があった。
服は守ってくれない。
ようやく手に入れた布は燃え、服を着ようとするたびに全裸へ逆戻り。
直人はただ、人間らしく服を着て暮らしたいだけだった。
ところが魔界の住人たちは、そんな彼を見て盛大な勘違いを始める。
攻撃を避けない。
武器を持たない。
鎧すら必要としない。
そして、何度攻撃されても傷一つつかない。
「まさか……真の強者には、防具すら不要だというのか……?」
やがて全裸を隠そうとする仕草まで「禁忌の大魔法」と恐れられ、本人の知らないところで評価だけが急上昇。
服が欲しいだけの日本人と、何をしても深読みする魔界の住人たち。
これは全裸で魔界に落とされた男が、普通の生活を求めているだけなのに、なぜか魔界最強の存在へ祭り上げられていく物語。