あらすじ
忍者――それは現代にもひっそりと生き残る日本独自の特殊な諜報集団である。そんな忍者を育成する忍者学校で教師を務めていた、飛鳥馬小五郎(35) に、ある日極秘任務が下された。
「要人たちの子供が通う高校に潜入し、生徒の護衛をせよ」
命令に従い、普通の教師として高校へ赴任した飛鳥馬。授業をして、宿題を出して、生徒を叱る。そんな平穏な教師生活を送る……はずだった。
「先生、今のどうやってよけたの?」
「……教師の嗜みです」
「先生、どうせいて三階の窓から入ってきたの?」
「……近道です」
「先生って本当に普通の先生?」
――隠密行動、身体能力、危険察知……。忍者として培った技術はどう頑張っても隠し切れない。
そして、生徒たちを狙って次々と現れる妙な刺客たち。
学校を戦場にするわけにはいかない。
生徒たちに知られるわけにもいかない。
それでも教師として、生徒たちを守らなければいけない。
これは、最強の忍者が普通の教師を演じながら、生徒たちの日常を守る物語。
――今日も彼は、何食わぬ顔で教壇に立つ。