あらすじ
魔法も、異能力も、ランク制度すら存在しない普通の世界の大都会。
誰も助けてくれない街の闇の中で、静かに立ち上がる一人のヒーローがいた。
レオ・フェルナンド。ごく普通の高校2年生。
……というのは表の顔で、彼は学校で【科学】と【美術】が学年1位の隠れた天才だった。
持てる知識と技術のすべてを注ぎ込み、自作のメカとAI『ダ・ヴィンチ』を完成させたレオは、誰にも正体を明かさず、闇に紛れて街を守る影のヒーロー『フラッシュ・アーク』として走り出す。
武器は超能力ではない。
手首の平べったい銃から放つ、直線的でカクカク折れ曲がる【超高度の稲妻】。
使い切った乾電池を化学反応で激変させる【即席の電撃爆弾】。
そして、夜のビル街を縦横無尽に爆走する自作の【ジェットパック】。
「普通の人はゴミって呼ぶけどね……科学的にはエネルギーの塊なんだよ」
理系頭脳の弾道計算と、美術センスの閃きが交差する時、大都会の闇が一瞬の閃光(フラッシュ)