あらすじ
「私たち、もっと早くに出会えていれば、友達になれたかもしれないわね」
「冗談じゃないわ」
権謀術数が渦巻く世界。第二王子派の工作員として暗躍していた私は、対抗勢力の怪物――ヴィオラ公女に敗れ、短い人生に幕を下ろした。
はずだったが、なぜか十一歳の頃に回帰した。
まだ組織に売られる前。回帰前の知識を持ついまの私なら、好きな人生を歩むことができる。それでも私が選んだのは、ヴィオラ公女のメイドとして働くことだった。
怨んでいるわけじゃない。
ただ、あの怪物ともう一度戦い、今度こそ勝利するために。
なのに、いまのヴィオラはただの幼い子供だった。
戦う術を知らないまま、意地の悪い侍女に騙され、小さな身体を震わせている。
私を殺した公女が、あんな小物に負ける?
そんなのは許せない。
たとえそれが、幼い頃の話だったとしても。
だから――
「私が戦い方を教えてあげる」
回帰前に得た、すべての知識を貴女に。
そうして回帰前以上の怪物になった貴女を私が倒す。
だからそれまで、私以外に負けるな。
これは、私を殺した公女をいつか倒すその日まで、いまはまだ幼女でしかない彼女を、誰にも負けない怪物へと育て上げる、愛情と執着の回帰育成ファンタジー。
*なろうにも投稿しています。