あらすじ
【あらすじ】
古代の超文明が滅びて機械が暴走し、衰退した後の世界。
ナノマシンへの適正によって評価されるシティから弾き出された者達が集まるスラムにて、正義の味方を目指す少年・ホムラは貧しいながらも前向きに暮らしていた。
ある日、スラムの人間をゴミ扱いする帝国の軍人がやってくる。
軍人たちの傍若無人な振舞いに怒りを覚えるが、ナノマシンや武装の圧倒的な力に抵抗することもできずにいた。
そんな折、ホムラが師事していた有識者・イシジカが反逆者として処刑される。
イシジカの知り合いだったというだけで虐殺を始めた軍人たちの魔の手が、幼馴染のシルクに伸びた。
必死に助けようとするホムラだが、あと一歩のところで間に合わずシルクは致命傷を負ってしまう。
孤児だったシルクが物心つく前から持っていた宝物を渡す。
世界を救う正義の味方になって、と願いながらこと切れたシルク。
ホムラの掌で、シルクの宝物が眩い光を放ち、そして――ホムラの身体から焔が噴き出した。
ナノマシンすらも焼き尽くす焔で帝国軍を圧倒したホムラ。
シルクを助けられず世界に絶望するホムラだが、死に際にシルクから託された約束を果たすために立ち上がった。
最強のナノマシン『ブレイム・ブレイズ』でこの世の理不尽を焼き尽くすために。
【登場人物】
○ホムラ
スラムに住む少年。正義の味方にあこがれている。馬鹿。
シルクのペンダントに封じられていたナノマシン〝断罪の焔〟に適合する。
○シルク
ホムラの幼馴染。やや斜に構えた感じの少女だが、本心ではホムラのことを信じている。死の間際に物心ついたころから持っていたペンダントを託した。
○イシジカ
スラムの子供に読み書きや計算、知識などを教えている有識者。
元帝国軍の人間で、指名手配されていた。
○ドン
四肢を義体化した男。スラムの顔役で、いろんな人の世話を焼いている。
冗談交じりに、何かあったら義腕をホムラに譲る、と約束している。
○ザザ
イシジカの師匠。イシジカと同じく帝国から離反している。
○ディー
ザザの弟子。中世的なベビーフェイスだが、無口で不愛想。
【設定】
○世界観
過去に超文明が栄え、滅んだ後の世界。
暴走したナノマシンによって変異した動植物・モンスターが跋扈する荒野が広がっており、人類は城塞型都市「シティ」を中心に暮らしている。
人口に上限があるシティでは、ナノマシン適正がない人間や低い人間を放逐している。
放逐された人間は、シティからの物資を頼ってモンスターがはびこる危険な荒野を開拓する「開拓村」にいくか、スラム周辺のジャンクを漁る棄民になるしかない。
○超文明
魔法と見紛うほどの科学力を誇った文明。なんらかの理由で滅んでいるが、数千年前のことなので正確な情報は伝わっていない。現在は遺物や遺跡などが残渣として残っているのみだが、それですら人々の生活を一変させるほどの力を秘めている。
一部のシティのインフラや城壁などは超文明の遺産を利用してつくられている。
○モンスター
超文明時代に改造されり、ナノマシンによって変異したりした動植物のなれの果て。
○ナノマシン
超文明の象徴。人体に取り込まれると身体能力や治癒能力を劇的に向上させるほか、特殊な能力を発揮できるようになる微細な有機ロボットの総称。
本編時間軸:現代ではS・A~Hのランク分けがなされているが、Hランクですら一般人からすれば驚異的な力を得られる。
○帝国
超文明の遺産を使って世界の覇権を握ろうとしている国。
選民意識が強い軍事国家で、覇権主義。ナノマシン適正がない人間を人間と見做していない。
○十傑
帝国の最大戦力とされる十人の総称。全員が高ランクのナノマシン適合者。
全員が皇帝の直属であり、絶大な権力と戦闘能力を持っている。