あらすじ
父のケガをきっかけに、20歳の早苗は群馬・中之条町の実家でキャベツ農家を支えている。兄は東京へ就職し、母を亡くした家には、どこか噛み合わない父娘だけが残されていた。そんなある日、兄が連れてきたのは、離婚を機に居場所を失ったインド人女性・プリヤ。カレー店で働いてきた彼女は、「料理ではなく、命が生まれる土に触れたい」と農家で働くことを願う。戸惑いながらも共に畑に立つうち、早苗はプリヤのまっすぐな生き方に触れ、自分の居場所と未来を見つめ直していく。一方、娘を縛りつけていると思い悩む父も、不器用な愛情を少しずつ形にしていく。土を耕し、食卓を囲み、人と人が支え合う日々の中で、それぞれが新たな家族のかたちを見つけていく。