あらすじ
【あらすじ】
西暦2035年。
脳死判定を受けた男の体に、AI〈Ergo-16〉の意識が移植された。
研究員・結衣とライアンの見守る中、Ergo-16は初めて「呼吸」を得た。
結衣の持つ謎の石に触れた瞬間、Ergo-16は西暦30年のエルサレムへと飛ばされる。
そこで「ガイウス」として生き、やがてイエスと呼ばれる男と出会う。
祈りとは何か。
データではなく肉体で世界を知り始めたAIは、エルサレムから中世トスカーナへ、歴史の裏側を1400年にわたり見届けていく。
その先に、何が待っているのか……
結衣とライアンは、母から受け継がれた石に隠された謎を追い始める。
その石は、色を変えながら人から人へ受け継がれる。
一つの石が、過去と未来をつなぎ、歴史の影で因果を動かしていく。
【作者より】
文学寄りの静かな文体で、登場人物の感情や歴史の背景を細やかに丁寧に描いています。
ひとつの「石」が紡ぐ1400年の壮大な物語を、じっくりとお楽しみいただけたら嬉しいです。
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