あらすじ
「お前のファミリア、ゴミだな」
英雄にそう言われて、俺は捨てられた。
転生した先は、体長10センチの灰色の鳥。ステータスは最底辺。飛べない。戦えない。できることといえば、鳴くことと、糞をすることくらい。
システムに『称号:役立たずの翼』を貰ったとき、俺は泣いた。泣きながら虫を食べた。
そんな俺を拾ったのは、学園の落ちこぼれ少女・リナだった。
「あんたが役立たずなら、私も役立たず。……だったら、二人で役立たずのままでいてやる」
いや、それは嫌だ。俺は強くなりたい。お前を笑った奴らを見返したい。
これは、捨てられた雑魚鳥が、落ちこぼれ少女と一緒にもがいて、泣いて、笑って、やがて不死鳥になるまでの物語。
――ただし、システムが毎回くれる称号が「焼き鳥寸前」とか「ニワトリ以下の存在」とか、いちいち腹立つ件については、別に物語じゃない。