あらすじ
虚偽の戦果報告をしたとして騎士団を追われたアルド。
なんとかして復帰を目論む彼のもとに、表には出せない極秘の任務をやらないかと子爵家から依頼が舞い込む。
その内容は、身寄りのないエルフと獣人族の少女たちを密偵として育成し、休戦中である敵国へ情報収集と暗殺を目的に忍び込ませるというものだった。
前線での戦闘ではなく、裏方である育成係となったことに不満はあったものの、これも成り上がるためだと割り切って任務へあたることに。
一般人としての振る舞いを身に着けるため、親子という偽りの関係を築きながら市井へと溶け込みつつ、騎士団へ復帰するためにアルドは少女ふたり――イブとエクセラを立派な密偵に育てあげようとする。
しかし、想定以上にふたりは才能豊かであり、騎士団復帰が現実味を帯びてきたと浮かれるアルド。
だが、そんな彼女たちに目をつけた者たちから狙われるようになり、そのたびにアルドが「父として」という建前のもと、ふたりを助けるために大奮闘。
その結果、アルドは町で「娘想いのパパ」として有名となり、彼の思惑とは裏腹に多くの人々から尊敬の眼差しを向けられるカリスマパパになるのだった。
――やがて、彼の真の正体を知る者たちにより、アルドは表舞台へと進んでいくのだった。