あらすじ
玉音放送がラジオから流れて数ヶ月。
遠い異国の島で戦い抜いた男が故郷へ帰ってくると、
自分の居場所はどこにもなかった。
戦地で地獄を見た男を待ち構えていたのは、
食糧難に陥った人々の欲望というさらなる地獄だった。
終戦直後の困窮する日本を舞台に、
狂気と化す男の架空短編物語。
※作中に死体や傷などの描写がありますので、
苦手な方はご覧にならないで下さい。
※薜茘多(へいれいた)は餓鬼のこと。
※地獄の門とは叙事詩『神曲』地獄篇に出てくる門のこと。
『この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ』と訳された一文がある。
※いつか見た夢の話を史実と結び付けたものであり、
物語自体はフィクションです。
何か不都合な内容等ございましたら訂正致しますので、
お手数ですがご連絡下さい。